2005年8月10日
カテゴリー:視察
8・8~10 『緑のフォーラム』、北海道視察調査報告(上)

県議会『緑のフォーラム』では、8月8日(月)から本日(8/10)まで2泊3日で北海道への県外調査・視察を実施しました。今回は『100条委員会』や地元活動のある議員がいて全8議員中半分の4議員(本郷・丸山・田中の各議員と私)の参加になりました。
この『県議日誌』のなかで2回にわたり報告していきます。
☆8月9日(火)
○北海道議会・道庁訪問[午前8時50分~11時20分]
〈調査内容〉
(1)建設業等ソフトランディング対策について(経済部商工振興課対応)
(2)観光振興策について(経済部観光のくにづくり推進室対応)
(3)道州制への取組みについて(企画振興部地域主権推進室対応)
〈調査成果〉
(1)ソフトランディング施策について説明を受け、質疑応答
●北海道における全産業の中で建設業の占める割合は、11%超。(全国平均は9%台)
さらに建設投資額は、ピーク時の62%にまで落ち込んでいる。“建設業の衰退=地域の衰退”ととらえている。
●民間需要のマーケット拡大対策として、“介護リフォーム”に力を入れる。
●住宅リフォーム、環境リサイクル、農業、観光、介護分野への進出・多角化を支援。
●平成17年度からモデル事業として『新分野事業化計画』を推進。戦略7分野(食、観光、IT、バイオ、住宅、環境・リサイクル、生活関連の7分野)を定め、新製品や新サービスの事業化に向けた取組みに対して経費を支援(補助対象経費の1/2以内・限度額600万円)。
(2)観光施策について説明を受け、質疑応答
●観光入込客数は、平成16年で342万人余。そのうち外国人客が、42万人超(うち台湾から21万人)。これからのターゲットは、中国本土。
●スキー⇒市町村営が多いためスキー場の数はそんなに減っていない。現在、インバウンド(外国からの観光者)対策に力を入れている。ニセコのスキー場をオーストラリアの事業主が買収したり、直行便の復活などでオーストラリアからのスキーヤー急増。さらに『スキー北海道アライアンス事業』(リゾート、トランスファ、ホテル、スクール・ガイド、ツアーオペレータ、シンクタンクと連携)を展開。
●温泉⇒団体周遊型から個人のお客に対応できるように。平成15年から16年にかけて『温泉観光地活性化モデル事業』を実施。
●インバウンド⇒平成10年の目標が20万人であったが、目標クリア。現在は平成19年の目標を54万人においている。しかし、言葉やCIQ(税関・入管・検疫)の問題や課題が残っている。
(3)道州制への取組みについて説明を受け、質疑応答
●道から市町村への事務や権限移譲を重視=住民に身近な市町村の役割・権限の強化を図る。
●平成17年4月に国において内閣府内に『道州制特区』推進担当室が設置された。しかし、国の道州制に対する取組みに鈍さがある。
[感想]建設業のソフトランディング対策については、北海道のきめ細かさが伺えた。長野県では、公共事業費の大幅な落ち込み(県単独事業費は1/2に減)に加え、入札制度改革が重なり、業界からは、「ハードランディング」との酷評がある。北海道庁や建設業協会が協力して進める対策は、本県も見習う必要がある。
また、北海道観光の振興策としてインバウンドに力を入れているが、オーストラリアからのスキーヤー受け入れ施策などは先見の明を感じた。「台湾や韓国、香港は、トップセールスで北海道観光を売り込んでいる」とのこと。改めてトップセールスの重要性を認識した。(北海道の常駐事務所は、韓国ソウルにある)
2005年8月10日(水曜日)