県議日誌

カテゴリー:視察

8・17~18 会派北信地域政務調査報告(下)

☆8月18日(金)

○山ノ内町役場訪問 [午前8時45分~10時・下高井郡山ノ内町]

〈調査内容〉

 (1)中山町長と懇談 【町長対応】

 (2)観光の現状と今後の取り組みについて 【産業振興部長ほか対応】

〈調査成果〉

 (1)志賀高原、北志賀高原や湯田中渋温泉郷の観光対策はもとより長野県内全体の観光力強化としての信州松本空港の活性化策について意見交換を行う

 (2)志賀・北志賀・湯田中渋温泉郷への観光客の入り込みは、平成2年の985万人をピークに減り続け、昨年(平成17年)は、517万6400人まで落ち込んでいる。
   原因は、スキー客の大幅減と修学旅行生の減(学校数は減っていないないが生徒数は減)。
   現在は、台湾、香港、韓国、オーストラリアへのトップセールスに取り組んでいる。
   ほかにも『観光サービスブランドづくり研究会』などで“おもてなし”(サービスのあり方)を実践中。
   なお中高年を中心とした『トレッキングツアー』の人気が出てきている。


○障害者福祉センター『サンアップル』訪問 [午前10時40分~12時・長野市]

〈調査内容〉

 (1)サンアップルの概要について 【所長ほか対応】

 (2)施設見学

〈調査成果〉

 (1)今年4月から指定管理者制度が導入され、「社会福祉法人 長野県社会福祉事業団」が3ヵ年の委託で施設を運営。(今回は事業団のみの参加)
   「質を落とさないで対応できる範囲内」(所長)で今までの経費の10%ダウンで委託契約を結ぶ。ただし、「保健師を看護師に切り替えるなどの影響はある」(所長)とのこと。
   施設は、平成10年4月オープンで、プール、体育館、卓球室、トレーニングルーム、遊戯室、テニスコート、アーチェリー場、運動広場、陸上競技場、宿泊室、会議室、聴覚障害情報センターと大変充実している。
   建設事業費は、約59億円。
   平成17年度の利用者は、14万2470人。うち障害者が41%、介助者が13%、健常者が46%。障害者の利用は、無料(除宿泊)。

 (2)〈省略〉


○若年者就業サポートセンター『ジョブカフェ信州』長野分室訪問 [午後1時~2時・長野市]

〈調査内容〉

 (1)ジョブカフェ信州の概要について 【商工部雇用・人財育成チームほか対応】

〈調査成果〉

 (1)目的は概ね30歳未満の若年失業者、無業者、フリーター、学生に対して、キャリア・コンサルティング、情報提供、職業紹介の3つのサービスをワンストップで提供すること。
   長野分室のスタッフ体制は、事務局職員1名、アドバイザー3名。
   若者からは、ジョブカフェに対して、「カウンセリング」、「アドバイス」、「情報収集」が求められている。相談内容で多いものは、「どうしていいか分からない」、「自分の適性」、「就職活動のやり方」、「自信がない」など。


○(財)長野県中小企業振興センター訪問 [午後2時20分~4時・長野市]

〈調査内容〉

 (1)“ながの産業支援ネット”期待と更なる進化について 【専務理事・総括専門幹ほか対応】

〈調査成果〉

 (1)中小企業を支援する組織として県内70機関(商工会議所、金融機関、研究機関等)で“ながの産業支援ネット”を組織化。
   センターの具体的な支援は、起業(創業)支援事業、経営革新支援事業、取引あっ旋事業、企業再生支援や企業と企業のマッチングなど広く経営支援やマーケティングアドバイスなどの事業に及ぶ。
特に取引あっ旋事業では、平成17年は、(株)デンソーにキャラバン隊を送り成果を得る。今年は、トヨタにキャラバン隊を送る。


[感想]この日も大変いそがしく効率的に4ヵ所を回る。
 山ノ内町役場では、中山町長さんと信州松本空港の活性化による長野県観光の発展(希望・未来)について有意義な意見交換ができた。
 サンアップルは、施設の充実ぶりにただ驚くばかり。駒ヶ根のプールを整備し、南信は一応施設があることにはなったが、中信や東信には障害者福祉センターがなく、このような施設を見てしまうと建設要望が出てきてしまうであろう。しかし、所長さんとの懇談を通じて、「市町村や県の施設を障害者もごく普通に利用できるようになればわざわざ障害者に限っての施設整備をする必要なないかな」との感想を持ちました。
 ジョブカフェでは、面接の受け方(自己PRの仕方)などの実践的なトレーニングにも取り組んでいるが、(すべての若者がではないが・・・)若者の覇気の無さが気にかかった。
 中小企業振興センター(旧中小企業振興公社)は、民間から専務さんを向かえ、実践的なセンターになっている。「テクノ財団は中長期的な視点に立って企業支援を考えるが、中小企業振興センターは、今まさに目の前にある問題に悩んでいる中小零細企業の手助けをする」(専務理事)との言葉どおり具体的な事業に取り組んでいる。特に取引あっ旋事業では具体的な成果が出ており素晴らしい。
 まずは足元からと言うことで長野県の出先機関を訪問したが、それぞれ真剣に取り組んでいただいており頭が下がる思いがしました。
 これからも具体的な提言に向けて、現地現場に足を運び、多くの皆さんの声に耳を傾けていきたいと思います。

2006年8月19日(土曜日)