2006年9月22日
カテゴリー:視察
会派南信地域政務調査報告[下]

☆9月20日(水)
○下伊那南部建設事務所訪問 [午前8時50分~9時40分・下伊那郡天龍村]
〈調査内容〉
(1)建設事務所の概要について 【総務・整備チームリーダー対応】
〈調査成果〉
(1)今年(平成18年)4月、組織再編により、『飯田建設事務所南部支所』から格上げ。支所時代の9名から15名に増員される。
管轄は、飯田市(旧上村と南信濃村)と下伊那郡天龍村。
○南信農業試験場訪問[午前11時5分~12時10分・下伊那郡高森町]
〈調査内容〉
(1)試験場の概要について 【場長ほか対応】
(2)場内視察
〈調査結果〉
(1)大正15年、長野県農事試験場下伊那分場として発足。昭和50年に現地に移転。
昭和55年、長野県南信農業試験場に改称。
平成14年、環境部と養蚕部を統合し、病害虫土壌肥料部に改称。現在の組織は、ほかに管理部と栽培部。
南信地域の特徴(変化に富んだ地形や気象,栽培される農作物は多種・多様,中京・阪神等の大消費地に近い)を活かし、ブランドづくりに取り組んでいる。
この試験場で開発され、品種登録されているものとして、“南水”・“南月”(ともに梨)、“モリモリモチ”(もち米)、“サマープリンセス”(苺)がある。
(2)〈省略〉
○諏訪地方事務所諏訪湖事務所訪問[午後2時10分~3時・諏訪市]
〈調査内容〉
(1)諏訪湖事務所の概要について 【水・土づくりチームリーダーほか対応】
〈調査結果〉
(1)今年(平成18年)4月の組織再編により、諏訪地方事務所の付置機関として設置。今年6月からは所長(諏訪地方事務所長が兼務)の下に“次長”(地方事務所副所長が兼務)を設ける。
組織は、「水・土づくりチーム」と「環境づくりチーム」。諏訪湖アダプト等浄化対策に取り組んでいる。
○諏訪警察署訪問[午後3時15分~4時・諏訪市]
〈調査内容〉
(1)警察署の老朽化について 【署長ほか対応】
(2)署内視察
〈調査結果〉
(1)昭和46年3月に鉄筋コンクリート造3階建で建築。築後35年が経過。
地下42mの砂礫層が支持地盤。直径45cmのコンクリート製パイル65本で建物を支えている。
地盤沈下により最大2.35mの段差が発生。最近も年間1~2cm沈下。
建物に無数の亀裂が走っている。
(2)〈写真参照のこと〉
[感想]『下伊那南部建設事務所』では、支所から格上げされたことによるメリットを伺ったが、管轄が飯田市の一部と天龍村だけであり、市村と連携して将来ビジョンを描いていく必要性を痛感した。
例えば現在住んでいる住民の利便性だけを考慮して道路整備を推進した場合、それが村や地域の発展につながるのかといった問題がある。「道路整備により飯田市との時間距離が縮まることにより、益々飯田市に人口流入するのではないか?」等具体的に地域の課題を想定して戦略的に基盤を整えていくことが大切である。
道路整備により地域が衰退するようでは意味がないと言わざるをえない。
『南信農業試験場』訪問は、須坂市にある『農業総合試験場』・『農事試験場』・『果樹試験場』訪問(8/17)同様、大変勉強になった。長野県の誇る農業技術を改めて知った。
『諏訪湖事務所』では、「地方事務所の付置機関(生活環境部現地機関)として設置されているが、一級河川の流出入のため維持管理は建設事務所の対応になり、ねじれが生じている」との課題提起がされた。諏訪湖浄化と諏訪湖の維持管理の問題を一体化できる組織のあり方を検討していく必要がある。
『諏訪警察署』は、一刻も早い建て替え(移転改築)が望まれる。見ただけで危険が察知できるような状態は異常である。早急の予算措置を働きかけていきたい。
今回の現地調査もそれぞれの地域課題を知る大変良い機会となった。
2006年9月22日(金曜日)