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カテゴリー:視察

2・4~5 県議会『過疎・中山間地域活性化推進議員連盟』の県外視察[岡山・山口]

 長野県議会『過疎・中山間地域活性化推進議員連盟』は、2月4日(月)と5日(日)、1泊2日で県外視察調査を実施しました。超党派で18議員の参加がありました。

☆2月4日(月)

○岡山県庁[岡山市・午後2時~3時30分]

〈調査内容〉
 (1)中山間地域の振興施策について 【地域振興部地域振興課地域振興班長ほか対応】


〈調査成果〉
 (1)平成14年度に議員提案条例として『岡山県中山間地域の振興に関する基本条例』が制定される。
   平成15年度に『岡山県中山間地域活性化基本方針』が策定される。
   基本方針に基づき、以下の主な事業が展開中。(関連事業費は総額で482億7,000万円余)
    ・交流・定住等の施策として⇒“交流・定住シンポジウムの開催”,“HP「おかやま田舎暮らし情報ネット」リニューアル”,“おかやま田舎暮らしサポート事業”,“「ふるさと回帰フェア」[東京・大阪]自治体相談コーナーへの参加”など
    ・魅力にあふれた地域づくりの推進として⇒“中山間「地域力」向上推進事業(市町村支援事業)”,“「晴れの国づくりNET」の開設”,“地域づくりマイスターの認定”など


☆2月5日(火)

○山口県庁[山口市・午前8時55分~10時25分]

〈調査内容〉
 (1)『山口県中山間地域振興条例』について 【議会事務局議事調査課政務企画室長対応】
 (2)中山間地域の振興に関する総合的な施策等について 【地域振興部中山間地域づくり推進室次長対応】

〈調査成果〉
 (1)条例制定の経緯⇒平成15年10月 自民党県議団が『山口県中山間地域振興議員連盟』設立。
               平成16年9月 知事に対して『中山間地域振興についての提言』を提出。
               平成18年3月 議会に全会派参加の『政策立案等検討会』設置。
               平成18年7月 議員提案で『山口県中山間地域振興条例』制定。

 (2)「くらし」をキーワードにした『中山間地域づくりビジョン』のもと各種プロジェクトや支援事業を実施。
   ・“新たな地域コミュニティ組織づくりプロジェクト”(小学校区等の複数集落で連携し、地域を支える組織づくり)
   ・“中山間地域集落ネットワーク形成支援事業”(モデル地域を公募し、市町や地域が作成する推進スケジュールをもとに専門家を派遣)
   ・“身近な生活交通システム整備プロジェクト”(予約制乗合いタクシー)
   ・“やまぐちスロー・ツーリズム推進プロジェクト”(農林漁家民宿、農林漁家レストランの取り組み)
 
[感想]岡山県は、平成元年の一年間を過ごした県で特別の思い入れがあるところです。当時松下政経塾生として『鴨方町(現浅口市)食と緑の博覧会事務局(“めん博かもがた”)』に勤務していました。
 67日間の博覧会期間中に県下すべての町村にイベント参加をしていただくために当時の町長さんと二人で67のすべての町村を回りました。現在は、平成の大合併で27市町村になっています。
 今回の調査で即効薬があるわけではない“限界集落”活性化の取り組みに苦労している様子をうかがい知ることができました。

 山口県では、“限界集落”とは呼ばずに“小規模・高齢化集落”と命名している。良いネーミングであると感心させられた。
 この集落は、「戸数9戸以下、高齢化率70%以上」と「戸数19戸以下、高齢化率50%以上」。
 さらに4つに類型化している。
Ⅰ.“遠隔・高齢世代型”[中心都市からの距離36.4km,高齢者のみの世帯率41.8%]
Ⅱ.“遠隔・多世代型”[中心都市からの距離34.2km,高齢者のみの世帯率24.0%]
Ⅲ.“近郊・高齢世代型”[中心都市からの距離14.6km,高齢者のみの世帯率35.0%]
Ⅳ.“近郊・多世代型”[中心都市からの距離12.6km,高齢者のみの世帯率22.0%]
 感覚で判断するのではなく、長野県でもこのような類型化の必要性を感じました。
 この類型によるⅠの集落の活性化の困難さをどのように克服していくのか、山口県の取り組みに関心を持っていきたいと思います。

2008年2月 6日(水曜日)