県議日誌

カテゴリー:視察

5・12~14 自民党県議団県外視察[宮城・岩手]〈下〉

●5月14日(木)

☆岩手県議会・県庁[午前9時~11時5分]

〈調査項目〉
 ①県議会の概要【議会事務局総務課長対応】
 ②県立病院の運営状況等【医療局次長、管理課計画担当課長対応】
 ③“いわて花巻空港”(地方空港)の経営状況等【県土整備部空港課総括課長、空港担当課長対応】
 ④「『黄金の國、いわて。』MOW MOW(モーモー)プロジェクト ~うし年は岩手の年! 危機を希望に前進! そして全国へ発信!~」【農林水産部流通課流通改善担当課長対応】
 ⑤議員会館の概要【議会事務局等対応】

〈調査成果〉
 ①省略

 ②・現状と課題:平成15年度と比べ、常勤医師が75名も減少,患者数の減少,経営収支の悪化(平成20年度で29億円の赤字。累積欠損金は160億円超に。),県立21病院5地域診療センターに対して一般会計から178億円の繰り入れ(県の歳出総額の2.5%分)。
   ・『岩手県立病院等の新しい経営計画』を策定[平成21年2月]
    《基本方針》患者本位,職員重視,不断の改革改善,地域との協働
    《実施計画》
     ⅰ.県立病院間の役割分担の明確化と特色ある医療の提供
     ⅱ.良質な医療を提供できる環境の整備
     ⅲ.医師不足解消に向けた取り組みの推進=医師支援推進室を設置し、21名を招聘。医師の業務負担軽減のため100名の医療クラーク採用。育児短時間勤務制度や24時間保育の対応などの助成医師支援など。
     ⅳ.職員の資質と満足度の向上
     ⅴ.安定した経営基盤の確立
     ⅵ.地域連携と地域との協働による病院経営

 ③・沿革:昭和39年2月に開港。以後、2,000m滑走路供用開始[昭和58年3月。ジェット化]、2,500m滑走路供用開始[平成17年3月]、新ターミナル供用開始[平成21年4月]。
   ・就航路線:大阪線(伊丹)が3往復/日,札幌線(新千歳)が2往復/日,名古屋線(中部国際)が2往復/日。
   ・利用実績:平成9年度の55万2,000人をピークに減少し、平成20年度は、36万1,000人に。
   ・事業概要:インバウンド事業やアウトバウンド事業、各種広告、空港利用促進キャラバン、国際チャーター便の誘致・支援・協力、二次アクセス対策(“エアポートライナー”)、スカイフェスタ、航空会社等に対する要望活動、新ターミナル移転記念事業
   ・収支状況:平成19年度は、空港使用料などの収入(管理費充当分)が、1億9,600万円余。人件費や維持管理経費などの支出が、4億9,600万円余であり、赤字は、3億円ほど。 

 ④・背景:ⅰ.牛は前進の象徴であり、岩手県民気質に通じる
       ⅱ.岩手県は全国有数の畜産県
       ⅲ.牛との深いつながり(南部牛,南部牛追い唄,小岩井農場等)
   ・MOW MOWプロジェクト[M=Mutual(互い),O=Onward(前へ),W=Wish(希望)]
     ⇒UC1~3(うしさん)による産業振興戦略
       ◆UC1:“ブランド化”[新たな商品作りによるブランド価値の創造(=Creation)]
            =新商品の開発・名物の発掘,マーケティング強化,地産地消運動との連携,食育の推進,運動のPR
       ◆UC2:“環境”クリーン[クリーン(=Creanness)な大地・環境王国いわてを発信]
            =脱CO2クリーンエネルギーの活用,耕畜連携によるブランディング,牛がつなぐ環境保全の展開
       ◆UC3:“観光文化”[牛の魅力を広く伝える(=Communication)]   
            =新たな旅モデルの企画開発,観光・文化の発信,体験型うし修学旅行・グリーンツーリズムの推進

 ⑤省略

☆いわて県民情報交流センター“アイーナ”[午前11時15分~正午]

〈調査項目〉
 ①環境に配慮した自然エネルギー等の有効利用施設【NPO・文化国際課、指定管理者等対応】
 ②公共施設の空きスペースの有効活用【同上】

〈調査成果〉
 ①②省略 *写真参照

【感想】“地域医療センターの無床化”に関しては、2月定例県議会中に岩手県の達増知事が本会議場で土下座をするというショッキングな映像がニュースで流れ、そのときから関心を持つようになった。
 知事自ら住民説明会に赴き、説明をし、理解を求めている最中であるが、なかなか住民感情は厳しいとのこと。県民理解を深めることと議会対策の困難性を垣間見た。
 また、地方空港の運営は、どこの県にとっても難しい課題であるが、着陸料減免措置(1/3減免)、海外からの国際チャーター便は、14/15減免などの大胆な施策を展開しており、本県でも参考にしていきたい。
 最後に「『黄金の國、いわて。』MOW MOWプロジェクト」はあっぱれ! 言葉遊び(駄洒落)に引っ掛けた事業が多いが、考え、行動しようとしていることは極めて真面目!?
 長野県民もこれくらい明るく地域の特性をPRしていくべきではないかと痛感した。

気合の入ったデコレーション(知事のパネル,幟旗など)がある中で説明を受ける[岩手県議会]:盛岡駅西口にある『いわて県民情報交流センター』内の図書館は、年間53万人が利用する[岩手県盛岡市]:このセンターの屋根には、太陽光パネルが設置されており、自然エネルギーを活用している[岩手県盛岡市]:国際交流センターなど様々な施設が入居[岩手県盛岡市]

2009年5月15日(金曜日)